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千屋村(せんやむら)は秋田県仙北郡にあった村。現在の美郷町北部にあたる。 == 地理 == 東側は奥羽山脈によって岩手県と接し、奥羽山系真昼山地の主峰真昼岳は標高1,059メートルに達する。 本村は、奥羽山脈より流下する 真昼川・丸子川によってつくられた複合扇状地(千屋扇状地)上に発達した村であり〔「千屋」『秋田大百科事典』(1981)p.496〕、谷口の扇頂部に浪花(元本堂・大坂・一丈木)、黒沢の集落が点在する。千屋の一暁・二暁周辺は扇央部にあたり、かつて「若林野」と呼ばれて馬産がさかんであった〔『千畑村郷土誌』(1986)〕。田沢疏水による開拓で現在は水田に変わり、直線道路が多い。田沢疏水による入植者は1940年(昭和15年)から1955年(昭和30年)ころまで89戸におよび、その出身地も村内外におよんでいる〔。 村の中央から西にかけての本堂城廻・土崎は扇端部の湧水地帯で水田が卓越し、本堂城廻地区には中世城館本堂城がある〔。また、奥羽山脈の山麓や天狗山丘陵では草地を利用した乳牛・肉牛生産がさかんである〔。 近代には、みごとな杉並木・松並木と村の中心からの放射状直線道路がつくられたが、これは初期村政を主導した坂本理一郎(東嶽)によるものである。また、飯詰村の江畑新之助らによって一丈木ため池が造成されている。なお、このため池は1970年(昭和45年)以降、3年におよぶ「県営ため池等整備事業」によって整備された〔『角川日本地名大辞典』(1980)〕。 また、明治期の陸羽地震にともなう千屋断層が国の天然記念物に指定されている〔。 * 山 : 清水川山、黒沢大台山、大平山、天狗山、真昼岳、女神山 * 河川 : 真昼川、赤倉川 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「千屋村 (秋田県)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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